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エルヴ・ペケ・ジェネヴァ -塩気と甘みを楽しめるチーズ-

作成日:2016.09.07

最終更新日:2016.09.07

カテゴリー:食材

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ベルギーのエルヴという地方で食べられている“エルヴ・ペケ・ジェネヴァ”。芳醇で個性的な香りが人々を虜にさせます。

エルヴ・ペケ・ジェネヴァとは?

ベルギーのリエージュ州エルヴという地方でつくられているウォッシュタイプのチーズ。原料は牛の生乳が100%。丸い形をしたものが多いウォッシュタイプのチーズ中では珍しく、真四角の形をしています。

エルヴ・ペケ・ジェネヴァの特徴はなんといっても香り。チーズを熟成する時に表面をペケという蒸留酒で洗っているので、刺激臭のある中でも芳醇な個性的な香りのするチーズに仕上がっています。

チーズを洗うのにつかわれるペケというお酒は、ジェネヴァという実をつけてつくられたものでヒノキのような香りがします。

ウォッシュタイプのチーズを食べる時は、表皮を取り除いてしまうという人が多いですが、エルヴ・ペケ・ジェネヴァが表皮も香ばしく、おいしく食べていただけるのもひとつの特徴です。

エルヴ・ペケ・ジェネヴァの歴史

エルヴ・ペケ・ジェネヴァは15世紀頃に、修道院でつくられていました。ペケも主に修道院でつくられていたため、試行錯誤の上、開発されたものだと考えられます。

エルヴ・ペケ・ジェネヴァはペケで表面を洗われていますが、同じ修道院でつくられていたとされるエルヴ・アフィネ・ア・ラ・ビエールはビールで表面を洗って熟成させています。

エルヴ・ペケ・ジェネヴァの食べ方

エルヴ・ペケ・ジェネヴァはウォッシュタイプのチーズに慣れていない人にとっては、悪臭ともとれる臭いを発しています。味は塩気が強いですが、チーズ自体にはあまりクセがなく、後味に独特な甘みが残るのが特徴です。

まずはそのまま食べて味を確認。その後、パンやクラッカーに乗せておつまみ感覚で食べていただくのがベストだと思います。

エルヴ・ペケ・ジェネヴァに合うオススメのワイン

ウォッシュタイプのチーズに合うお酒は、ウォッシュにつかったお酒と合わせるのが一番だといわれています。ただ、まだまだ日本でペケを入手するのは困難。

そんな時は、タンニンを強く感じる赤ワインと合わせるのがオススメです。

ワイン以外はジンベースのカクテルがオススメ。これはペケのベースがジンに似ている蒸留酒のため、同じような風味を味わうことができます。

お酒で洗ってある、お酒好きの方にとってはたまらないチーズ。今夜のおつまみにチョイスしてみてはいかがですか?

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