ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

生ハム-ほどよい塩気がサラダのアクセントに-

作成日:2016.06.14

最終更新日:2016.06.14

カテゴリー:食材

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程よい塩気がおいしい“生ハム”。フルーツに乗せたり、ワインのお供にしたり、さまざまな食べ方ができる食材です。

生ハムとは?

豚のもも肉を塩漬けして、非加熱で熟成させた食べ物。一般的なハムと違って、加熱されていない分、ネットリと生のような食感を感じます。

塩分が非常に高いので、厚切りで食べるのは不向きで、薄くスライスして食べるのと香りも塩気をちょうど良く、おいしく味わっていただけます。

日本では「プロシュート」や「ハモン・セラーノ」「ラックスハム」などという名前も耳にする生ハム。この違いは原産国や使用する豚肉の種類、製造過程によって名前が変わってきます。まず、プロシュートの原産国はイタリア。

プロシュートという名前は、日本語で「とても乾いた」という意味をもちます。製造は塩漬けにした豚のもも肉を、無菌で乾いた場所で熟成させます。同じく塩漬けして乾燥させる製造方法の生ハムが「ハモン・セラーノ」です。

こちらはスペインが原産の生ハムで、生ハム用に改良された白豚を使用していることが大きな特徴です。一方、ラックスハムはプロシュートやハモン・セラーノとは異なり、塩漬けした後に燻煙をしてから乾燥・熟成をおこなっています。

生ハムの歴史

生ハムの発祥は紀元前3500年頃。バビロニアやエジプトで誕生したといわれています。ただ、詳細な時期はわかっておらず、豚が家畜として飼育されるようになった紀元前7000年頃には既に有効な保存食として生ハムがつくられていたとも考えられています。

それ故に、世界三大ハムとして名を連ねる「プロシュート」「金華火腿」「ハモン・セラーノ」の全てが、生ハムであることがその歴史を物語っているというのも過言ではありません。

日本では「生」であることから海外から輸入することが難しく、一般家庭に流通してき始めたのは近年になってからですが、とても長い歴史のある食べ物のようです。

生ハムの栄養成分

生ハムは適量の摂取によって、健康にも良く疲労回復にも効果的なビタミンB1や鉄分、亜鉛などが豊富に含まれる美容食としてもオススメです。特に生ハムは熟成を経ることで、アミノ酸が通常の豚肉よりも30倍~50倍程アップすることがわかっています。

その栄養素を上手に取り入れるために、野菜や果物と一緒に生ハムを食べて「カリウム」も一緒に摂取。そうすれば余計な塩分が排出されて、重要な栄養素を体に取り込むことができますよ。

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