ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

バリロット・ディ・ブーファラ -塩リコッタチーズの最上級品-

作成日:2016.06.21

最終更新日:2016.06.21

カテゴリー:食材

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スローフードの祭典「サローネデルグスト」で大喝采を浴びた“バリロット・ディ・ブーファラ”。塩リコッタの中でも最上級品として世界中の人々を魅了しています。

バリロット・ディ・ブーファラとは?

バリロット・ディ・ブーファラはイタリア生まれのフレッシュタイプのチーズです。

生産地はカンパーニュ州南部サレルノ県。

この地域は日本でも多くの人が知っている「モッツァレラチーズ」の名産地で。そのため、バリロット・ディ・ブーファラは水牛のホエーを原料としてつくられています。

本来、リコッタチーズはできたてを食べるチーズですが、バリロット・ディ・ブーファラは越冬食料として塩をたっぷりかけて約40日間熟成させます。

バリロット・ディ・ブーファラの歴史

リコッタチーズはチーズをつくった後のホエーを有効活用するために開発されたチーズです。ですので、バリロット・ディ・ブーファラも食糧難でミルクが貴重だった時代にうまれた食べものです。

名前の由来となっているバリロットは”水牛の桜の樽”のことをさしています。これは昔、水を運ぶためにロバの背中にくくりつけていたサクラの木でつくられた樽に形が似ているところからつけられています。

現在、バリロット・ディ・ブーファラは南イタリアのカーサマダイオ社のオリジナル商品として世界中で販売されています。2006年のスローフードの祭典「サローネデルグスト」では、生まれ変わったバリロット・ディ・ブーファラが大喝采を浴びています。

また、世界中に愛されているチーズと証明する材料としてバリロット・ディ・ブーファラを削るため専用の道具がつくられています。本来であれば削る必要はないチーズですが、しっかりと水分が抜いてあるので、ハードタイプのチーズのように薄く削ることが可能です。

バリロット・ディ・ブーファラの食べ方

淡白な味わいなのでそのまま食べるより、薄く削ってサラダやスープ、パスタと合わせて食べるのがオススメです。

生産者一押しの食べ方はじゃがいものポタージュとの組み合わせ。熱々のジャガイモのポタージュにたっぷりバリロット・ディ・ブーファラをかけると、ジャガイモのあまみをチーズが引きたてるので抜群においしいそうです!

そのほかにもチョコレートや蜂蜜をかけて、デザートのようにして食べる方法もありです。

強すぎず、ほどよいチーズの旨味と塩味が食材の旨味を引きたたせてくれます。

バリロット・ディ・ブーファラに合うオススメのワイン

淡白で甘みと旨味があるチーズなので、樽熟成の白ワインなどがオススメです。また、あまり辛口ではない日本酒と合わせてみるのも楽しいかもしれません。

日本では丸々1個のまま売られているのではなく、100g程度に切り分けられて売られることが多いようです。一度、開封すると乾燥が進んでしまうので、できるだけ早めにたべきることがおいしく食べるためのポイントですよ。

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