ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

ペライユチーズ -ジャムと一緒に食べればデザートにもなる-

作成日:2016.07.15

最終更新日:2016.07.15

カテゴリー:食材

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ペライユチーズ

ヒツジの生乳を使った“ペライユチーズ”。熟成の期間によって変わる風味が特徴です。ゆっくりと時間をかけて食べたい濃厚な旨味とコクがあります。

ペライユチーズとは?

ペライユチーズとはヒツジの生乳をつかった、珍しいフレッシュタイプのチーズ。原料であるヒツジの生乳をゆっくりと凝固させて作られます。その後、凝固してできたカードを傷つけないように丁寧に型入れをして熟成されます。

熟成期間は8~10日ほどでとても短いのも特徴。見た目はカマンベールチーズのようですが、白カビではなくチーズの熟成により出来た表皮におおわれています。

熟成後すぐのペライユチーズは表皮の内側が二層になっており外側が少し固めで、中心部がクリーム状。が、そこから更に数日置くと表皮以外全体がクリーム状になってきます。

見た目や食感だけではなく、味もミルクを感じるコクのある味から、熟成するにつれて独特の風味に変化。熟成期間を経ることで、ひとつのチーズでさまざまな味が楽しめるチーズです。

ペライユチーズの歴史

もともとはロックフォールチーズが有名なフランスのルエング地方で、ロックフォールチーズの製造をしていない初夏~秋にかけてつくられていました。

生産量も多くないため、そこまで有名なチーズではなく、ほとんどが自分の家で食べるためのものでしたが、ある夫婦によって広く知られるようになりました。

その夫婦の名前は「ドンブル夫妻」。ドンブル夫妻は1981年にルエング地方に移住し、ヒツジの飼育からチーズの製造までを自らの手で全て行ないました。そして、ペライユチーズのブランド化に成功。今では多数の生産者がペライユチーズの製造をおこなっています。

現在ではペライユチーズの知名度も高まってきていて、フランス国内ではAOCに最も近いチーズと言われています。

ペライユチーズのおいしい食べ方

クリーミ状の部分をそのままスプーンですくって食べるのがオススメです。マーマレードやオレンジのジャムと合わせてデザート感覚でも食べらることができます。

ペライユチーズに合うオススメワイン

クリーミーで深い味わいを持つペライユチーズは、赤と白どちらのワインにもよく合います。

ただし、ヒツジの生乳からくる独特の癖がワインのエグみを引き出してしまうので若くフルーティなワインと合わせて食べるのがオススメ。

特に相性の良いワインは辛口の白ワイン。ペライユチーズのクリーミーなコクとキレの良い白ワインがとてもよく合いますよ。

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