ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

ナス -夏野菜の代表-

作成日:2015.12.08

最終更新日:2016.04.13

カテゴリー:食材

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インドが原産と言われているナス。

日本では、少なくとも奈良時代には栽培されていたことが分かっています。

昔の名残で、ナスのことを「なすび」と呼ぶ人もいるのではないでしょうか。

1000年以上に渡り多くの人に親しまれてきたナスですが、おひたしや天ぷらなど、今や日本料理に欠かせない食材です。

種類が豊富なナス

スーパーなどでよく見かけるナスは、長さ約15センチほどの長卵型のものや、小ぶりの卵型のようなものが多いです。

ところが日本各地で栽培されているナスは、それぞれの地域ごとに様々な品種が育てられています。

丸いボールのような形で京の伝統野菜の一つである「加茂なす」や、手のひらに乗るほどの大きさで山形のからし漬けで知られる「民田なす」などは、地域に根付いているナスとして有名です。

他にも40センチもの長さがある大長なすや、水分の多い水なす、アメリカの品種を作りやすいように改良した大型の米なすなど、その種類の豊富さに驚きます。

ナスといえば濃い紫色のイメージが強いかもしれませんが、色も品種によって白や緑、明るい紫など様々です。

ナスは代表的な夏野菜

ハウス栽培もされているナスは、一年を通して手に入れられる野菜です。

しかし本来の旬は、7~9月の夏です。

夏野菜の多くは体を冷やす効果があると言われていますが、ナスはその効果が特に強い野菜と言われています。

体を冷やす作用があるとは、暑い夏にまさにぴったりの食材ですね。

ナスはほとんどが水分と糖質でできていて、あまり目立った栄養素がないのですが、食物繊維は比較的多いです。

また、アントシアニン系色素のナスニンという成分が含まれており、発ガンや老化を抑える抗酸化作用の効果もあります。

ハリや艶があり、身がしまっている夏にたっぷりいただきたいですね。

様々な調理法で楽しめるナス料理の数々

淡白な味で他の食材とも合わせやすいナスは、煮たり、焼いたり、炒めたり、揚げたり、あらゆる調理法で使える万能野菜です。

加熱調理をしない場合、漬物や塩もみで食べるとおいしいです。

さっぱりとした食感を味わいたい時は、焼きナスやおひたしがおすすめです。

油をよく吸う性質があるので、油炒めや天ぷらにも相性抜群。
麻婆茄子やナスの味噌炒めは、人気のレシピです。

チーズやバター、オリーブオイルにも良く合うので、グラタンやパスタ、トマト煮といった洋風の料理にもぴったりです。

お酒のおつまみに、ご飯のおかずに、様々な調理法でいろんな味を楽しみたいですね。

 

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