ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

ルイ -独特の刺激臭がたまらないチーズ-

作成日:2016.07.26

最終更新日:2016.07.26

カテゴリー:食材

bnr1

人を選ぶチーズ“ルイ”。あのキツイ臭いがたまらなく好きだという人もいれば、少し嗅いだだけでも無理!と感じてしまう人もいる個性のあるチーズです。

ルイとは?

ルイはフランス原産のウォッシュタイプのチーズです。原料は牛の生乳が100%。四角い形で、表面がオレンジ色をしているので、別名「黄土の石畳(Pavé ocre )」と呼ばれることもあります。

特にルイはウォッシュタイプのチーズの中でも、ウォッシュタイプの特性がきわだっているチーズといえます。少しスモークがかった刺激臭は、個性的なチーズを食べたことのない人、苦手な人にとってはとても辛いものでしょう。しかし、強い臭いを発しているのは表面がほとんど。

中身はやわらかなペースト状なので、表面を取り除けば食べられるという人もいます。熟成が進んでいる分、ミルク感も濃く感じることができるので、臭いに慣れれば病みつきになってしまう人が多いチーズです。

ルイの歴史

ルイの発祥はブルゴーニュ地方のコート=ドール県。開発されたのは20世紀に入ってで、比較的若いチーズです。ルイという名前の由来は開発者の姓からとったもので、ここからもフランスらしさを伺えると思います。

AOCにはまだ認定されていませんが、フランス原産のチーズの中ではとても有名なチーズです。

ルイのおいしい食べ方

そのまま食べても良いですが、表面を塩水で洗っていることもあり塩気がとても強いです。

ですので、ナッツなどが入ったパンと合わせて食べたり、蒸かしたジャガイモと一緒に食べると塩気がマイルドにすることができます。

また、ルイは熟成が進めば進むほど、臭いがキツくなります。日本にあるルイはほとんどが輸入品であり、熟成が進んでいるものが多いです。

ですので、初チャレンジする場合は購入したら、早めに食べるのがオススメ。ヨーロッパでルイを熟成している時間と輸送中の時間を考えると、熟成期間は浅くはないはずです。あまりにも長期間置いてあるルイは、なかなかの臭いを発していますので注意が必要ですよ。

ルイに合うオススメのワイン

ボディのしっかりとした赤ワインと合わせるのがオススメです。フルーティな若いワインや白やロゼワインでは、ルイの臭いに負けてしまいます。

ところが、どっしりとコシのあるワインと合わせると、不思議と臭いが気にならなくなり、ワインもルイもおいしくいただくことができます。産地はルイに合わせて、ブルゴーニュのものを選ぶのが良いでしょう。

pagetop