ナポリの窯のピッツァに合うレシピなどを紹介いたします。

ブッラータ -食べ方はアレンジ自在のチーズ-

作成日:2016.05.23

最終更新日:2016.05.23

カテゴリー:食材

bnr1

濃厚だけどさっぱりとした味わいの“ブッラータ”。モッツァレラやカチョカバロのような見た目ですが、一体どんなチーズなのでしょうか?

ブッラータとは?

ブッラータはイタリア生まれのフレッシュタイプのチーズです。イタリア南部のプージア州ムルジア地方で主につくられています。

原料は水牛の生乳がほとんど。最大の特徴はモッツアレラの中にたっぷりの「クリーム」が入っていることです。

ブッラータはイタリア語で「バターのような」という意味があり、その名のとおりバターに似た深いミルクの風味・コクがあります。外皮、中身と二度おいしさを楽しめ、驚きもある楽しいチーズです。

ブッラータの特徴

ブッラータの誕生は1920年代。長いチーズの歴史からすると、まだまだ歴史の浅いチーズです。最初はアンドリアという町で食べられる分だけがつくられる、超ローカルフードでした。

その後、次第にモッツアレラづくりで余った切れ端を再利用するための方法として、広く伝わるようになりました。

しかし、ブッラータは鮮度が命といわれていて、賞味期限は製造されてから48時間程度。また、チーズを延ばして理想の形にするのはとても難しく、熟練の技術が必要です。

そのことから大量生産するのに不向きで、今でもブッラータはプレミア感があるチーズとして認識されています。

伝統的な製法を大切にしているブッラータの場合は、緑の植物で縛られていることが多いです。これはアスフォデルというポロ葱の葉っぱに似た植物で、時間が経つと茶色へ変色します。この変色の度合いが昔はブッラータの鮮度を示しているバロメーターとなっていました。

現代では冷蔵・冷凍技術が発達したことによって日本でも見かけるようになりました。ただ、やはり鮮度が重要なチーズだけあって、イタリア国内で製造されているブッラータの中はクリームなのに対して輸入用のブッラータの中はホイップ状にされています。

「本物のブッラータが食べたい!」という方はイタリアへ行くか、日本のチーズ工房で直接製造・販売しているところで手にいれてみてください。

ブッラータの食べ方

まずはそのまま、塩気が少ないチーズなので塩をかけて食べるのがおすすめです。オリーブオイルをかけたり、フルーツと一緒に食べたり…。外皮、中身のテクスチャーが違うので、ひとつの食材と組み合わせただけでも何通りもの楽しみ方ができますよ。

ブッラータに合うおすすめのワイン

軽めでフルーティーなワインと合わせるのがオススメです。クセは少ないのでボディがしっかりとしたワインに合わせると負けてしまいます。

まだまだ希少なブッラータ。一度、食べると病みつきになりますよ。見かけた時はぜひお試しください!

 

pagetop